新しい仲間達(2) - by カッパ(夫) -

実は今日買ったのはエビー達だけではなかった。以下、続編である。

パウパウで気に入った魚が見つからなかった我々カッパ夫婦は、新たな出会いを求めて代沢のマッドマンというペットショップに向かうことにした。このショップは、夫がタクシーに乗っている時に偶然見かけて、パッと見た感じが明るく、海水魚も充実しているようだったので行きたいと思っていた店であった(名前はいかにもあやしげだが、、、)。交通の便が悪いのが難点である(我々はタクシーで行くことにした)。

店内に入ってみると、広さは白山のナチュラルくらいだが、淡水魚や爬虫類等も置いてあるため海水魚のスペースはやや小さめである。魚の種類もこれはという稀種はおらず、悪く言えば平凡である。しかしながらここは店員がみな非常にフレンドリーで、大変好印象であった。店に入るとすぐに「何を飼っていらっしゃるんですか」と声をかけてきて、でも決して押し付けがましいわけでもなく、知識も豊富で質問にも大変丁寧に答えて頂けた。あまり魚では気に入ったものがいなかったので、何気なく「イソギンチャクって飼育難しいんですよね?」と聞くと、蛍光灯(但し白色ではなく青白い光で、かつ特定の有効波長というものを含んだもの。青白いだけで有効波長を含んでいないものは、イソギンチャク内の褐色藻が育たないためダメだそうだ)だけで簡単に飼育できるものもいると教えられ、興味を持ってしまった。とはいえ、フニャフニャしててあまりしゃきっとしないイソギンチャクは好きではない、、、のだが、先っぽがぷっくり丸く膨れた触手が整然と並ぶサンゴイソギンチャクに一目惚れ。しかもそこにたむろしているカニダマシ(足がカニよりも2本少なく、実はヤドカリの一種らしい。)が何とも言えず可愛いらしい。そろそろソフトコーラルを、、、と考えていたこともあり、悩み悩んだ末購入を決意(しかも2つ)。なお(見るたびにいつも言うのだが)「イヌザメの卵が買いたい」との嫁の主張は涙を呑んで却下、、、すまない。

サンゴイソギンチャクは基本的に特定波長を含んだ青色蛍光灯だけで飼育が可能で、月に一度ほどイカの切り身などを与えるとよいらしい(食べるのが嫌なときは吐き出すらしい)。唯一気をつけなければいけないのは死んだ時で、死ぬと毒素が水中に広がるため、すぐに水槽から取り出さないとタンクメイトが全滅するらしい(結局フグと一緒である。旅行中がやや心配、、、)。一方カニダマシは、水中のプランクトンを、ハサミの付いた主腕の上にある2本の触手でせっせと食べるので、こちらも手間いらずである。なおこの店の店員は家にあるライトに合う特定波長を含んだ蛍光灯を色々と探してくれたが、残念ながら家にある型(コトブキ工芸のPIXEY NEO)はメーカーのランプしか使えないもので、この店では取り扱っていなかったので、別の店で買うこととした(これが特定波長を含んでいなければ、一式買い直す必要がある)。本当に親切な店員の皆さんである。

あと前々から硝酸塩(アンモニア→亜硝酸→硝酸塩までは順調に分解されるのだが、あまり害は無いとは言え、硝酸塩だけは溜まる一方なので困っていた)除去策として、海藻の導入を考えていたところ、サンゴイソギンチャクがくっついていて離れなかったライブロックにヘライワヅタがたくさんついていた。実際、マッドマンでは結構多くの水槽に入っていた。店員の方に聞いてみると、ヘライワヅタは硝酸塩などの栄養塩を「除去」するわけでは無いが、栄養塩を養分として体内に取り込み「固定」しながら成長するため、ある程度成長したところでトリミング(間引き、伸びすぎたところを切って捨てる)することで、結果的に除去できるというものだそうだ(だから硝酸塩対策としてはやはり有効である)。水槽内に緑を添えるという点でも個人的に気に入っている。なお本当に硝酸塩を分解するものはやはりバクテリアだそうで、ベルリンシステムのように底砂を厚くすることで底の方に形成される、いわゆる嫌気性(正確には好気性らしいのだが)バクテリアが、酸素を硝酸塩から吸収することで窒素へと還元されるらしい。引っ越して大型水槽を立ち上げたときに、是非チャレンジしたいものである。

b0026541_257394.jpgイソギンチャクとカニマガイ達は、「イソイチ」「イソジ(嫁は最後までジョンを主張)」「カニキチ」と命名された。さっそく帰宅し、エビーGとエビーRから順に温度合わせ・水合わせを行って水槽に入れた。イソイチは岩からはがれなかったためライブロックごと購入したが、今や我が30cmキューブ水槽はライブロックだらけで、入れるスペースが無くて一苦労であった。何とか押し込んだものの、ライムが潜れる砂地がまずます狭くなってしまい心苦しい、、、。どうも我が家のライブロックは個性的な形のものが多く、なかなか上の方に積み上げていけないのが難点である。イソジは元々あるライブロックの貝殻の上にレイアウトし、カニキチもイソジの上に配置した。


b0026541_352279.jpgイソギンチャクたちは最初は縮まっていたがすぐに触手を広げ始めた。特にイソイチはまん丸な触手を美しく広げながら理想的な球型となっており大満足である。

b0026541_25151100.jpg一方イソジの方は、触手がイソイチのようにまん丸に膨らまず、ただのイソギンチャクみたいにしかならないのが残念かつ不安である(もしかしてサンゴイソギンチャクでは無いのだろうか?)。カニキチも元気ハツラツで、さっそく触手を広げながらせっせとプランクトンを食べ始めている。


b0026541_320527.jpgエビー・グリーンも元気にライブロックのコケ達を食べ始めてくれた。この調子だとコケはあっという間になくなりそうで喜ばしい限りだが、一方これまで忘れてきていたBICOMのバクテリア剤をちゃんと添加し始めたため、今後はそもそもコケが発生しなくなるかもしれないわけで、エビー達の食事が確保されるかどうかやや心配である。

唯一元気が無いのがエビー・レッドである。そもそも店でちゃんと確認しなかったのがいけないのだが、どうも買ってきた当初から調子がおかしい。尻尾を丸めたまま伸ばさず、またバケツの中で横に倒れても起きようとしない。水槽に入れても、かろうじてライブロックにしがみついているが、動きも緩慢で、コケを積極的に食べている様子も無い。しばらく具合を見守るしかないが、やや心配である。

b0026541_3262282.jpg以上、大変長くなってしまったが、我らカッパ夫婦の水槽は今日一日で5匹もの新タンクメイト達を向かえ、雰囲気が大幅に一新した。ただ岩にへばりつく系統ばかりが増える一方なので、次はスペースがまだ残っている中層を泳ぐ魚か、砂地を這うベントス系が欲しいところである。現在の候補はツバメウオの幼魚か、嫁の勧めるベラ系だろうが、サラサゴンベも捨てがたい。本当は巣穴を掘る共生ハゼなども魅力的だが、ライムが砂に潜って掻き荒らすので不向きだろう。いずれにせよライムのように、夜になると潜って寝てしまい、夜中に帰宅する夫に一度も顔を見せないような魚は勘弁して欲しいところである(決してライムを嫌っているわけではないが、、、)。
↑最後に今日のベストショット: インディー(インドカエルウオ)
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by umiwarabe | 2004-10-11 02:29 | マリンアクアリウム


海カッパ(マリンアクアリスト)に憧れる陸カッポが海水魚飼育に挑戦、日々の奮闘を綴…ってないので嫁が綴る。


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